「…でも、あんたにバスケの才能あるのは認めるよ」



試合中はカッコいいし。




「えっ、ほんまに!?鈴にそういわれると照れるわ~」




心底嬉しそうな顔でそう言う要を見て、なんだかあたしまで嬉しくなってしまった。






要は、あたしの家の前まで送ってくれた。




「…送ってくれてありがと」



「えぇねんお礼なんて!その代わり今度デートしよな~」



「でっ、デート?」




そういえば、付き合ってから一度も要とデートなんてしたことなかったかも。




「ほんなら、俺は帰るな!」



「うん、またね」




「愛してるで鈴ー!!」



「…………………」




声でけぇよ。