付き合い始めた当初、瑠亜やクラスの連中、さらにはバスケ部の奴らにまで要との仲をからかわれ、あたしの周りはいつも騒がしかった。




「しかし今日も疲れたなぁ!せやのにこれから筋トレて。俺疲労で倒れるで?俺が倒れたら鈴寂しいやろー!ははは」




……いや、今でも十分騒がしい。




何がはははだ。

何笑ってんだ?

お前など疲労で倒れてしまえ。




…こんなこと口にしたらコイツが泣くからやめておく。



「…あんた本当にいつもテンション高いよね。疲れないの?」



「えー?そりゃ鈴が隣にいたらテンション高くなるわな!はっはー!」



「……………」




もうコイツのテンションにはついていけない。