「ははっ、俺が鈴以外の女子と付き合うわけないもんな!好きやで鈴」




「……っ!?」




このお馬鹿。



だからあんたは声がでかいんだよ!




教室のど真ん中でそんなこと言って恥ずかしくないの……!?









──そんなこと思いながらも、嬉しいなんて思ってるあたしがいた。




コイツと一緒にいるうちに、あたしにもハイテンションがうつったのかな。






「…あたしも、好き」






なんて、笑顔で言っちゃうあたしも要に負けないくらい馬鹿なのかもしれない。






*Fin*