「鈴~!」



げ、来た。





「鈴、旦那が呼んでるよ」

「旦那じゃねぇ」



親友の瑠亜(るあ)の言葉を否定しつつ、ドアの前に立つアイツの元へ足を進める。




「よしゃ!ほんなら、部活行こか」



「ん」




やたら笑顔で隣をスキップしているコイツ、相沢要。



なぜか、あたしの彼氏である。