あの頃僕はいつも
ふてくされていた。
学校も家族もみんな嫌だった。
放っておいて欲しかった。
友達と遊んでる時と自宅近くのマンションの屋上から見る夕焼けが好きだった。
ある日曜日部屋で好きな曲を聞いていると母親が部屋に入って来てゴロゴロしてないで勉強するかバイトでもしなさいと言って新聞折り込みに入っていた求人募集の広告を置いて行った。いつも勉強しなさいだけだったのにバイトと言った言葉がとても新鮮だった。
その広告を見てみると駅前のファミリーレストランの求人募集が載っていた。
その後そのファミレスに電話をして面接を受ける事になった。
そしてその当日を向えた。前日は緊張しながら人生初の履歴書を書き今日初の面接である。緊張しないわけがなかった。なんとか面接も無事に終わり採用してもらう事になった。来週から勤務する事になった。そして向えた。初出勤の日店長にあいさつし他の従業員に紹介されてあいさつをした。店長初優しそうだけど主任は怖くて口うるさそうだった。僕はホールウェイター業務に紹介された。ホールウェイター業務はほとんどが女の子のアルバイトが多く男の子は僕意外には店長と主任意外1人しかいなかった。その中でよくシフトがかぶる立花美穂ちゃんが僕は可愛いいと思っていた。そんなある日休憩時間がかぶり二人きりでバックヤードで休憩する機会があり僕は緊張してどもりながら美穂ちゃんて彼氏いるのと勇気を振り絞って聞いて見た。すると半年前まではいたけど今は別れていないよと笑顔で答えた。その笑顔がとても可愛いく思わず抱きしめたくなったが必死に我慢してそうなんだと言って心の中でほっとした。そして思い切って今テレビでよくCMが流れてる人気の映画を観に行かないと誘ってみた。すると私もその映画観たかったんだと言って快くOKしてくれた。もちろん人生初のデートです。僕は待ち合わせの映画館前に20分早く着いてしまい。緊張する心を缶コーヒーを飲んで落ち着かせていました。美穂ちゃんは時間ぴったりにやって来ました。無事に映画を観賞してその後食事をして帰りました。そしてその後3日後今度は美穂ちゃんからディズニーランドへのデートの誘いを受けました。僕は飛び上がって喜び2つ返事でOKしました。それからしばらくして僕たちは付き合う事になりました。本当に楽しく幸せな日々でした。あの日が来るまでは。ある日曜日駅前でデートの待ち合わせして待っていると待ち合わせ時間になっても美穂ちゃんが来ません。30分経っても来ません。今まで一度も遅れた事などなかったのにである。バイトですら一度も遅れた事などなかった美穂ちゃんがである。1時間経っても電話しても連絡が取れないので心配になり美穂ちゃんの自宅まで訪ねましたが留守らしく誰もいなかったので仕方なくその日は家に帰りました。その次の日バイトのシフトが入っていたのでいつものようにファミレスに出勤すると今日美穂ちゃんもシフト入っていたはずなのに来ていません。おかしいと思い店長に聞くと真剣な顔で美穂ちゃんが昨日交通事故に遭い亡くなったと聞きました。僕は驚きと悲しみがこみ上げて来てバイト中にも関わらず思い切り泣きました。僕とのデートに向かう途中で交通事故に遭ってしまったんだと思いうちひしがられました。今も美穂ちゃんを思うと涙がこみ上げて来ます。十代の素敵だけど悲しい思い出です。青春のまさにそう青い涙で
す。この気持ちあの時流したあの涙けして忘れない。