女神の纏足



「ダンスが終わる。どうします。兄さんのとこ、行きますか?」


「ええ。そうします。」


俺たちはダンスの終わりとともに兄さんとマリアに近づく。






近づくと険悪な雰囲気の二人。





「離れる…?」



「私、は…」


兄さんの言葉にマリアが口を開きかけた時、




「ユニシス様。」


凛と響くアリス様の声。



「…アリス、」


兄さんの意識がマリアから離れる。

そしてそれを感じて苦しそうに顔を歪めるマリア。



「ダンスの時間は終わりましたよ。」


これが覚悟を決めた女なんだろうか。さっきまで憐れみの視線を受けていたとは思えないほど堂々たるもの。