「あるけど?」
「随分仲良さそうに見えたから…。」
「…そう」
「ユニ様も、そうお感じになってたと思いますよ。」
そういって苦い顔をするアリス様は何かを思っているのか、また思い出しているのか。
「兄さんがそう言ったんですか?」
「ううん。ただ目が…」
また口を閉じたアリス様。
この人はうるさいタイプではない。どちらかというと従順で守ってあげたくなるようなタイプ。
マリアとはすこし違う。
「…マリア様のこと好きなの?」
「どうして?好きじゃないけど。」
「踊ってるときそう見えたから。」
傍から見れば俺はマリアを好いているように見えているのか。
ってことは兄さんにも勘違いされてるのか。
「好きではないけど、可愛いとは思うよ。」
「…。」

