女神の纏足



耳に吐息がかかるくらいの近さで囁かれ思わずのけぞる。



「よそ見はダメだよ。」


ユニ様は笑顔を見せ何事もなかったかのようにダンスを続ける。



「いつの間に、ユルと仲良く?」


「何度かお話させていただいただけです。」


「そう。えらく懐いたみたいだね、お互い。」


「…ダメですか?」



繋がった指先が動くのを感じた。



「いや?仲のいいことはいいことだ。」


「はい。」


「でも、」


「え?」


「仲が良すぎるのも良くない。」



笑顔に気を取られている隙に、引き寄せられて隙間なく密着する体。


「あんまり男には近づかないほうがいい。」


耳にあたる吐息に息を忘れる。


ツーと指先でなぞられる背筋にお腹の奥がうずく。