女神の纏足




「……」


ユニ様が出ていった部屋で、沈黙が募る。






「…アリス様、見つかったんですね。」


沈黙を破ったのは私。




「はい。離れてすぐ、見つかったみたいです…。」


「…そうですか。」




それからしばらく二人が口を閉ざしていたが、



俺は…


ぽつりとラウ様が呟き始めた。




「貴女のことは、嫌いじゃない…。」



「…はい。」



「でも、それ以上にユニのことが大切なんだ…。」



「…」



「だから。」





貴女がユニのそばにいることに、どうしても賛成できない。




そう苦しそうに告げるラウ様は、ランダでの牽制とは比にならないくらいに真剣だった。