女神の纏足




「そういえばなにか用があったんじゃないのか?ラウ。」


私を無視してユニ様がラウ様に問いかける。


さ、散々からかってスルーって!!!


赤い顔を隠すために伏く。




するとラウ様は一度言いにくそうに口ごもってから伝えた。




「アリス様が、探しておられたので…。」



表情が固まったのが自分でも分かった。


そしてユニ様がアリス様の名前が出た瞬間私をチラッと見たことにも気づいていた。



しかし視線はすぐにそらされ、


「…そう。すぐ行くよ。」




またくるよ、そう言い残して部屋を去っていく。




私は動揺を悟られないように伏いたまま、ユニ様が部屋を出ていくのを気配で感じていた。