食事とともに出される血はやはり、人から啜るものより味が劣っていて。
極上の血を目の前にのどが乾かないわけがない。
「強情だなぁ」
クスっと笑ったユニ様は自然な動きで首筋のボタンを一つ、二つと開けると私の頬にキスを落とす。
そこから鼻先、目じり、目頭と来て、額、頭の上とくれば肌蹴た首筋が自然と口元にくる。
甘やかされてる。
迷いなんて無意味で甘い誘惑には勝てない。
もう、この甘美な香りのことしか考えられない。
ペロッと舐めればユニ様の背中を手が止まる。
「そう、教えたとおりにするんだよ。」
また優しく再開された手の動きはまるであの時のトラウマを見透かし、不安を取り除いてくれるようだった。

