けど、そんなものは彼の前で通用しない
「兄さんとどういう関係?」
いきなり始まる質問
「てか、血濃いよね?何処の家?」
「…あの、」
今気にしてるコトなんですけど、ソレ
なんともズカズカした物言いに、呆れて怒ることも悲しみにくれることも出来ない
まぁ、彼に悪気がないことくらいは分かってるからね
「てか、あの時も兄さんと一緒だったんだ。もしかして兄さんのコレ?」
そう言って小指をたてるユル
…私でもソレが古いことは分かる
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…