それからしばらくの沈黙の後、ラウ様は口を開いた
「…城内では既に知れ渡ってるんです。少し前から噂がありましたから。」
「?」
「第二公子様に跡を継がせてほしいと、王に何度もお願いしていらっしゃると。」
「…」
なんども…
「最初はただの噂だろうと信じませんでした。ですが日に日に態度に出すようになられて。…この間その胸を書いた文が届きました。」
「優しい方だと、仰いましたよね?」
ここまでの話ではどこも優しくない
ただのがめつい方になってしまう!
「…ユニ様の母親代わりになろうと努力なさってました。実際そこまで親しくはなれなかったようですが、」

