古いビルの階段を降りると、 そこはあった。 扉を開けると、 少し暗い店内。 カウンターの奥のアンティークランプが ぽつりと穏やかに光を放っている。 小さなろうそくの灯り、 壁にかけられた絵、 ミントやバジルの小さな小鉢… そして、 カウンターの中、 金髪にピアスをした女が 出迎えてくれるのだった。