君がホントは好きでした。

出逢い

今日から新しいクラス。
どんな子たちと同じかとても気になってた。

靴箱に各クラスのメンバーが貼り出されていて
見てみると、
ほとんど知らない人ばっかり。

落ち込んでたって仕方ないし、
張りきってクラスに入った。

すると
「お前どこのクラス？」
「オレ2組！」
「まじでーたのしめよー」
と
クラスを聞き回る男の子。
背が高くて 、明るくて
優しそうだった。

そう思ってると
「ねぇ！みき！」
と
名前を呼ばれた
振り返ると、去年はちがうクラスだったけど
お互い顔見知りの結花だった。
「おぉ！結花！」
「よろしく」
「うん、よろしく！」
その途端後ろからさっきの男の子が結花に声をかけてきた。
「結花とオレ一緒？お前アイツのこと言うなよー」
と笑いながら、いや照れながら言ってた。
そうすると結花は
「わかってるよー」
と
クスクス笑いながら言った。

「名前何て言うの？」
と声をかけてくれた男の子。
あたしは少し照れながら
「みき！よろしくね！そっちは？」
「晃太！よろしく」


これが晃太とあたしの出逢いだった。