教室に戻り自分の席に着いた。私の席は右側の窓際で一番後ろ。しかも、前の席が梨亜ちゃんなのだ!でも、なんで横の席が健太なの!!でも今の席、結構気に入ってるんだよね。

 しばらくすると健太が帰ってきた。席に座ると突然

 「さ、さっきは悪かったと・・・思う・・」うそ・・健太が謝った!?

 「け、健太、熱でもあるの?梨亜ちゃん・・どうしよう。健太がおかしい!!」

 「那智どした?健太はもともとおかしいから大丈夫だよ」

 「あ・・そっか!」納得・・・

 私たちの会話を聞いていた健太が立ち上がり

 「お前らはバカか!?オレだって謝るときぐらいあるわ!!!」

 健太、怖い・・。でもこうゆう健太も面白いかも・・。そんなことを思っていると、

 「おい、那智」

 「へ・・」

 「今、笑ったよな?」

 慌てて首を横に振るも遅く、

 「後で、覚悟しとけ・・・」

 背筋が凍りました(泣

 その時間の授業は全然頭の中に入ってこないし・・・もう最悪・・

 授業が終わり逃げようと席を立つと、目の前あいつが立っていた・・

 「何逃げようとしてんの?」

 もう駄目だそう思った瞬間、

 「あの健太くん、少し良いかな?」教室のドアのところに女の子が立っていた

 「七瀬先輩・・・」綺麗な人だな。健太の知り合い?

 「ねぇ、健太。」

 「ん・・どうした」

 「あの人知り合いなの?」

 「あ~。あの人は七瀬夏帆先輩。オレと同じ委員会なんだ。あっ・・・七瀬先輩どうしたんですか?」

 健太が七瀬先輩のところに駆け寄った。

  
   ズキ            ・・・・・・・?


 なんか苦しい。