私の選択



驚かないわけではなかった。


こんな状況に慣れているわけでもなく、どちらかといえば男の子に抱かれた経験も正直少ない。


そういうことは、キチンとお互いを好きになってからと、今でも思っている。


でも、その時、私はどうしても彼の言葉を拒否できなかった。


それを断ってしまったら、彼が壊れてしまうような気がしたから。