俺が追いかけなきゃと思った時には もう…どこにも里沙の姿はなかったー… ガチャ 扉を開けると 三匹の犬が出迎えてくれる… リビングに行くと… 静かだった… 当たり前…そんな事わかってる… 里沙は家を出ていったんだ… 「…」 あの時と…重なる… そう…あの夏の日のこと――…