【短編】幼馴染を好きになって

そのあとも、色々まわった。

「はぁ、もうすぐ終わりだねぇ……」

「そうだな」

「ねぇ、最後さ……」

「ん??」

「あれ乗りたいっ!」


この遊園地のシンボルとも言える

観覧車。

赤や青、緑といった

さまざまな色で輝きながら回っている。


「じゃぁ、これで最後な」

「うんっ!」

あたしと涼也は、観覧車に乗り込んだ。