「おっはよぉ~!!」


教室に入ると親友の真希が超ハイテンションで喋りかけてきた


「ねぇ、きいて!  さっき、すっごいイケメンの人見かけちゃったの♡」


「へぇ~」  ま、私は興味ないけど


そんな私のそっけない態度が気に入らないのか唇を尖らせている


かわいい  真希は女の私から見てもきれいだ


ナイスバディとしか言いようのない体、豆粒みたいに小さい顔、


ぷっくりした唇はほんのり甘いにおいがする


男なら誰もが二度見するだろうその容姿、今だって周りの男からの視線がはんぱない


ま、本人は気ずいてないだろうけど


「あんたねぇ、あんま男の子にちょっかいだしちゃだめよ」


「なんでぇ?」


下からのぞきこむように聞いてくる真希


天然なとこもかわいい!


こんなことされたら惚れない男はいないだろうなぁ・・・


なんてこと考えてたらよくわからないといった感じで首を少し傾けた真希はもう一度


「なんでぇ??」っと聞いてきた


いっても分かんないんだろうなぁ、


「とにかくだめなのよ」真希はまた口を尖らせていたけど、


先生が入ってきたので真希と別れて席に座った