家に帰って、連との会話を思い出した。
素直に、嬉しかった。
あぁ、浴衣きなきゃな、とか。
髪型なににしよう、とか。
連と海斗は、何を着てくるんだろう、とか。
なんか、うきうきしちゃってて。
おかしいな、最近、こんな事あったっけ…
楽しみ。

「ママー‼浴衣着せてー‼」
待ち合わせ時間まで、あと1時間。
間に合わないよぉ…
浴衣を着せてもらったら、崩れないように、メイクをして髪をアップにした。
よし!準備OK‼
そんなことを考えていると。
ピンポーン…ピンポーン…
だれだろう…⁇
「ゆーなー!迎えにきたよぉ!」
えっ⁈⁈⁈
は、はやくない…⁇
「由那、おそ…「ごめん‼遅かったかな?」
ぼーっとしている連。
目がキラキラしている紅。
連を見てニヤニヤしている海斗。
なに、この人達。
気持ち悪い…
「あ、あのー…連…⁇…と、とにかく、家に上がって待ってて‼」
「「りょーかい。」」
まだれは、ぼーってしている。
「はぁ…連、いくよ‼」
そう言って連の腕を掴んだ。
「ぅお⁉は、はははは離せ⁉」
「え…⁇あ、ごめんっ…」
シーン…
そ、そりゃあ、私がいきなり掴んだのは悪かったけど‼
離せってひどくない⁈
傷ついた…
って、私は連相手になに、こんな事おもってんの⁈
おかしい…
私も、連も。
「と、とにかく、きてね‼」
ダダダダっ…
「あ、由那‼走っちゃだめでしょ!」
そうだった…

お祭りは、とにかく人がいっぱいで、みんなとはぐれちゃわないか心配だった。
「紅ー、は、はぐれる〜」
「もぉ、大丈夫よ‼ほら、はやく行くよ⁈」
紅…
「なぁ、どこ行く⁈うおー、あれうまそ