たどった一歩目は 広く 浅く 清く 近い たどった二歩目は 狭く 深く 汚れながら 轟く そっと触れた手がシビレ 爽やかなシトラスが鼻孔をくすぐった後 あなたと 私は 分かち合うこともなく 笑い合うこともなく いがみ合うこともなく 朽ちて この時を逐える