『ねぇねぇ勇さん…あたし刀を持てるようになりたい。』
「そうか、そうか…なら私が教えてあげよう。私がかよっている道場へ行くか?」
『うん!』
あたしはなんだかわくわくしたんだ。
「今から行くところは試衛館といって剣を身につけるところだ。」
『試衛館…』
「そうだよ。私も日々努力している。だから、よろしくな春日。」
『はいっ!』
「君のお父さん…薫も詩織さんもこの試衛館と同じ天然理心流を習っていたよ。」
『とう様とかあ様と同じ…あたし頑張って一番の剣士になります。』
そう言ってあたしの稽古がはじまった。

