「春は…春日は私と薫さんとの子供よ!決してあの人のとの子供なんかじゃない!」 クス… 「そうでしょうか?あのお方は詩織様を欲していらっしゃる。」 「嫌よ!私はあの人のところなんて戻らない!薫さんを殺した人なんて嫌いよ。例えそれがお兄様だとしても許さない。春日は薫さんとの子よ!」 「まぁそのうちわかるでしょう。さぁお屋敷に帰りますよ。」 「いや!」 あたしはかあ様のやりとりをずっとみていた。 「仕方ないですね。強行手段です。」 その人は刀をとりだした。