「はぁはぁ…」


『かあ様…大丈夫??』


「えぇ…この山を越えたら京だから…もう少しでつくから…」


『うん…』


かあ様…なんか顔色わるい…


でもたった6歳の私にはなにもできない。


無力の自分を…呪うしかない。


「ほら…春。ここが京の町よ。」


『綺麗だね。』


人達がいっぱいいて…私の目にはすごく輝いてみえた。


初めてみる光景だった。