百年の恋


それから少しずつ宗次郎は私にも話しかけてくれるようになった。


「春日!一緒に稽古しにいこう」


『うんっ!!!』


宗次郎はだんだんと強くなっていった。


そう。私なんかより遙かにうまくなっていた…。


私の中に多少の悔しさがあったんだ。


それでも、いい。


また私が強くなればいい話だ。


「春日!今日も頑張るんだなぁ」


っ!!!この声は…


『歳にぃ!!!』


土方歳三。この人はあたしのお兄ちゃんみたいな存在。
今は16歳で薬を売ったりしているの。