わたしが歩く道

 戻りたい、本当は。もう一度ステージに立ちたい。仲間と、心を、音を合わせたい。辛かった練習も、今はただ懐かしくて、思い出すと胸が苦しくなる。
 
 戻れないわけじゃないけど、もう、あそこに私の居場所はないから…。自分のせいで、消えてしまったから。
 
 今更戻っても明らかに練習不足の私じゃ皆の足を引っ張ってしまう、そんな言い訳を考えた。言い訳だけど、本当のこと。だけど、私が一番恐れてたのは、皆に迷惑をかけてしまうことじゃなく、迷惑をかけることで肩身の狭い思いをすること。遅れを取り戻すだけの努力をする自信がないこと。
  
 結局自分の甘えなのかと、笑ってしまう。