一番信頼していた二人との関わりを自ら拒絶した私は、今まで以上に世界に怯えた。街行く人たち、小鳥の鳴き声、車の走る音。そのすべてが怖かった。
 やめたはずのリストカットが止まらない。たった一日で、またすべてを壊してしまった。

 それでも、もし戻れるなら。また君たちと、くだらない話で笑いたい。今度こそ“お友達”になりたい。

 そう願ってしまう私は馬鹿だろうか?