そんなこんなで、校舎に入ると、キラキラ輝くこれまた豪華なシャンデリアの下「新入生はこちらにどうぞ」
と何ともおしとやかなお姉さまが入口に立っていて、立派な講堂に通された。
「何これ…」
中に入ってみたら、ここはベルサイユ宮殿っ!?言いたくなるような講堂。
「葉山紗楽さんはこの席にどうぞ。」
綺麗ーっなお姉様はあたしに微笑みながらそう言うと、一礼してまた講堂の外に出ていった。
…って、なんであたしの名前知ってるの!?
あっ、最初に教えたのかっ。
なんて、あたし勝手に自己完結して言われた席を確認してから静かに座った。
席についた後周りを見渡してまると周りの子のほとんどがブランド物とか持っていそうなお金持ちぽい人ばかり。
・・・っでも、その中にも身になりそうな普通であたしみたいな庶民風の子もいて。
なんだっ。普通の子もいるんだー。
良かった…友達できそうかもっ。安心、安心っ。
そんな事を思いながら式が始まるのを待った。