誠は私の全てだった。 誠に愛されて幸せだった。 誠が居たから私は寂しくなかった。 どんなに殴られたって一緒に居たのは、誠を助けたかったから。 もう一度2人でやり直せたら… あの笑顔に満ち足りた日々を取り戻したかったから。 なのに誠は私から居なくなった。 私と誠は同じ大きな大きな傷跡を心に残して離れ離れになった。