いつかの記憶… 大きなカバンと 小さな背中。 「お父さん…」 「早く帰ってきてな」 父は何も言わずに 振り返らずに 小さく震えながら 手を上げた。 それが父を見た 最期の姿。 [嘘つき―!!] 帰って来ない事ぐらい分かってたのに 毎日待ち続けた。