ま、良いわ。
彼氏いなくても私は貴方みたいなチャラチャラした人とカラオケ行かないし。
「…うわ、睨まれた。ねー、篠原さん、アイツ自分のこと棚にあげて睨んでくんだけどー」
あら、本当。
ギロッと睨まれた私&クラスの男子。
「……無視して良いわ」
「了解♪ま、そのつもりだけどー」
あ、このクラスの男子は私の隣の席の人。
名前……た、確か…
「…工藤く、ん…?」
「え?何?ってか、疑問系ってまさかの、名前知らない?」
「いえ、知ってるわ。工藤君」
危ない危ない。忘れてた。
けど、ごめんなさい。下の名前はサッパリよ。


