あれから数日が経った。 経ってしまった。 「おはよ、篠原さん」 「おはよう」 工藤君はあの日から私に気をつかっているみたい。 付き合って、なんて言わなくなったし、なにより喋り片があんまりチャラくなくなった。 ……あ、歩のことはね? 「アイツ、明らかに篠原さん避けてんね」 「…えぇ」 何故か、私避けられてるの。 女の子といても、笑顔で挨拶してくれたのに、今は知らんぷり。