「…はぁ」


暫くしてキスをしだした。

それから他の人がいるにも関わらず、胸に手を置く歩。


「……行くぞ!」




工藤君は私の手をとり、カラオケ店から出た。

凄い早く歩くもんだから、私は転ばずに歩くのに必死に。



「く、工藤君…はやっいわ」

「……悪い」



暫く歩いて止まった工藤君は手を離してくれた。

あ、浮気の証拠写メ残したらわよ。


「……はぁーーー。ちょっとからかいで篠原さんにチクッたのに、マジで浮気とは……」


ガックリと肩を落とす彼は、本気の歩の浮気を見たことなかったのだろう。

そして、最近私と仲良かった歩がまさかあんな事してるなんて夢にもみなかっただろう。