「お前、いい加減自分で起きろよな、
ついでに紅茶も自分でいれろよ」

朝から私に小言を言うのは、3歳上の兄 秋都。

「秋うっさい。ってかなんでこんな時間におきてんの?大学は昼過ぎからでしょ?」

荷物をソファーの後ろにおいて、テーブルについてやっと一段落。

「今日は、デートなの」