─12月24日.クリスマスイブ─
目覚めたのは昼前だった。
温かい布団が恋しくてなかなか外に出られない。
そして枕元にあった携帯を手に取る。
・・・あ、そういや今日は遊佐との約束あったんだっけ。
あー、寒い。
ダルイ。
心の中でぶつぶつと一人で文句を呟きながら僕は1階のリビングに向かった。
そこにはアスが毛布に包まりながら母さんの作った朝食を食べている。
母さんはアスと同じダイニングテーブルでコーヒーを飲みながらテレビを見ている。
「おはよ」
「おはよ、ソラ」
「あら、おはよう空希」
テーブルには定番の目玉焼きとサラダ、味噌汁、炊きたてのご飯が並べられていた。
「母さん、今日は晩ご飯いらないから。僕の分だけ抜いといて」
「そうなの?友達?」
「うん、まあそんなとこかな」
あえて遊佐のことは言わなかった。
母さんやアスは僕が涙と疎遠になっていることは知らない。
目覚めたのは昼前だった。
温かい布団が恋しくてなかなか外に出られない。
そして枕元にあった携帯を手に取る。
・・・あ、そういや今日は遊佐との約束あったんだっけ。
あー、寒い。
ダルイ。
心の中でぶつぶつと一人で文句を呟きながら僕は1階のリビングに向かった。
そこにはアスが毛布に包まりながら母さんの作った朝食を食べている。
母さんはアスと同じダイニングテーブルでコーヒーを飲みながらテレビを見ている。
「おはよ」
「おはよ、ソラ」
「あら、おはよう空希」
テーブルには定番の目玉焼きとサラダ、味噌汁、炊きたてのご飯が並べられていた。
「母さん、今日は晩ご飯いらないから。僕の分だけ抜いといて」
「そうなの?友達?」
「うん、まあそんなとこかな」
あえて遊佐のことは言わなかった。
母さんやアスは僕が涙と疎遠になっていることは知らない。