「ねえ柏野くん」
遊佐に名前を呼ばれ僕は反射的に振り向く。
「今度さ、みんなでクリスマスパーティーとかしない?」
遊佐は嬉しそうに淡々と話を続ける。
「友達のね、彼氏のうちで今度パーティーすることになったんだ。それで友達がよかったら柏野くんも誘ったらって言ってくれたの」
「駄目かな?」
付き合って1ヵ月が過ぎた。
最初の頃、遊佐はよく喋るな、と思っていた。
でも最近気付いた。
喋らないのは、僕だ。
「うん、いいよ」
「本当!?ありがとうっ」
「また詳しいことはそのうち連絡するね!」
遊佐はその隙間だらけの会話を埋めようと必死に言葉を探してくれているのだ。
だから偶にすごく不服そうな顔をされるときがある。
こういうときの遊佐は苦手だ。
遊佐に名前を呼ばれ僕は反射的に振り向く。
「今度さ、みんなでクリスマスパーティーとかしない?」
遊佐は嬉しそうに淡々と話を続ける。
「友達のね、彼氏のうちで今度パーティーすることになったんだ。それで友達がよかったら柏野くんも誘ったらって言ってくれたの」
「駄目かな?」
付き合って1ヵ月が過ぎた。
最初の頃、遊佐はよく喋るな、と思っていた。
でも最近気付いた。
喋らないのは、僕だ。
「うん、いいよ」
「本当!?ありがとうっ」
「また詳しいことはそのうち連絡するね!」
遊佐はその隙間だらけの会話を埋めようと必死に言葉を探してくれているのだ。
だから偶にすごく不服そうな顔をされるときがある。
こういうときの遊佐は苦手だ。