「そうだ、このこと空希に連絡しなきゃ・・・」


だいぶ自分の犯されている状況を把握しはじめ、ふいにそう思い携帯を手に取る。

でもすぐにその手を止めた。

・・・空希、このこと知ったらどう思うだろ。

きっとショックを受けてしまう。

それにあと半年しかこの世にいられない私は空希のそばにいられない。

このままじゃ空希を幸せにしてあえげられない。

掴んだ携帯をじっと見つめる。


「・・・っ」


そして私は一つのことを決心した。


「ごめんね、空希・・・」