それから入院の手続きをすることになった。

でも私はあと残り少ない高校生活を捨ててしまいたくなかった。

お母さんに無理を言って卒業式までは学校に通いたいと言った。

先生からはもってあと半年と言われた。

ギリギリ卒業式に出られるか出られないかと言ったところだ。

学校に通っても毎日、点滴は欠かせないし抗がん剤も使用する。

抗がん剤を使うと激しい骨髄抑制、嘔気、嘔吐、脱毛などの症状がでると言われた。

かなり苦しい闘病生活になるだろう、とも。


「それでもいい、学校に通わせて下さい!」


私は即答だった。

そして様態が悪化した場合、"即座に入院"とう条件で許可がおりた。