丁度、予鈴が鳴った。


「じゃあ、放課後。」


「うん。」


お互いに席に座った。



すると、後ろから背中をつつかれた。
正確に言うと、右斜め後ろから。


「んー??」


美子だ。


席が私の右斜め後ろの美子。
だから、突いているのが美子だって、すぐに分かった。


「ちょっとー、優。寂しいじゃんっ。
あんなに西と楽しそうに喋っちゃってさっ。
私にも構ってよ~。」