「龍成、この人は純じゃない。 私の彼氏、陽。」 え、 嘘。 思わず龍成の口からそう言葉が零れたと同時に、また陽がイラついたのが分かった。 陽と私。 2人で歩いていて、同じ高校の人又は私たちが付き合ってることを知らない知人と街で会うと大抵の反応がこれ。 だから、龍成みたいな反応が通常。 弟呼ばわりされる度に陽は手が出そうになる。でも、私がちゃんと腕を掴んで、名前を呼んであげればちゃんと止めてくれる。 今みたいに。