真顔な陽。
でも、分かる。
私には、陽がふつふつと怒りがこみ上げてきているのが分かる。
そして、
抑えようとしているというのもわかる。
「..................んで、あのクソガキと間違われなきゃいけねぇんだよ。」
「え??」
もし、本当にこの場に純がいたなら、普通に「こんにちは~。」とか、「そんなことないっすよ~。」とか、いつもそういう風に龍成に話しかけていただろうけど。
(いつもだったらそんな感じ)
でもさっきから無反応なことに気付いて、龍成が「あれ??」という顔をした。
そのはず。
龍成は私の彼氏、陽を私の弟、純だと勘違いしてるんだから。


