「あたしもそれ、持ってたんだよね。
しかも結構最近のだよね。
ふふっ、まさかあのクールな西君が、
幸せのセットを買ってるなんて。」
笑っていると、
違う!!と、すぐさま否定した西君。
「買ったのは俺じゃない!!
さくらがっ...........。」
ん!?
女の子の名前が出た。
西君、モテるのに今までの女の子全部断ってるって噂。
彼女、いたからなのかな。
「え、何々、彼女??」
「矢吹には関係ねぇだろ。」
そんなこと言いながら、
照れてる。
すっごい意外な一面。
彼女のことになると、ドギマギしちゃうんだ。
動揺しちゃって。
いつもは冷徹クールなのに。


