いやあ、可愛くって。 なんて言ったら、絶対怒る。この人。 でも、そんな人が散らばったビーズの中心にいると思うとシュール。 だから、何も言わずにその散らばったビーズを拾った。 「そんなに、慌てて。 なんだか西君っぽくないね。」 クスッと笑うと、 西君はちょっとムッとした顔をした。 でも、私のビーズを拾う姿を見ると、西君もビーズを拾い始めた。