童顔彼氏




「これは、笑わないほうがおかしい。」


と言って、大きな声で笑う。
すると、陽は私の方へと近づく。

私に触れると、そのまま陽の腕の中へ。

抱きしめられた。


「よっ.........。」
「陽君!」


「つーか俺、こいつと別れた覚えないんだけど?」


...................は。



「俺、認めてないし。
優は俺の彼女だから。
とりあえず、そういうこと。

神崎、いい加減しつこい。」


「陽君っ..........。」


陽は、まなにどんな顔を向けているのだろうか。

........じゃなくて。
あれっ、あれ?

まだ別れてないの?
同意しなかったっけ、陽。


「消えろ。」


まなは、涙を流したのだろうか。
何も言わずに教室から走り去る音だけが聞こえた。


この教室にはもう、私と陽だけ。