童顔彼氏



苦しいよ。
胸が、苦しい。

陽の姿を想像したら、辛い。

『何、お前さ、昨日傘忘れたの。』

あの時の陽は、どんな表情をしていたんだっけ。

『傘、あいつに借りたの。』

些細なことだけど、
嫉妬していてくれたの?


繋がった。
陽と私との会話の矛盾。


「ううぁっ.........。」


涙が溢れ出して止まらない。
美子が私を支える。


「陽が、好きだよっ...........。」


「私に言うな。
藤堂君に言いに行きなさい。藤堂君の下駄箱はどこ?」


陽は私の下駄箱の場所を知らなかったみたいだけど、私は知っていた。


「ここ..........。」


開けると、まだ靴が入っていた。
今も、学校にいる!


「行かなくちゃ。
今、行かないとっ..........。」