「うわ................すご。
さすが藤堂。もはや当たり前。」
私の隣で感嘆の声をあげる美子。
「だね。」
私たちは、一学期の期末テストを終えた。
この学校では、上位は名前を張り出されることになっている。
そしてさすがの私の「元」彼氏の陽。
1位 ─── 藤堂 陽
ありえない。
ちなみに言うと、いつもこうだ。
私はというと、336位という散々な結果。でも、まだ私の下には人がいる、と前向きに頭を働かせる。
前回でさえ320位だったのに。
こうやって人のせいにするのはよくないけど、陽のことで頭がいっぱいだったせいで、何も手に付かず、集中できなかった。
ここは、336位の原因の一つ、といっておこう。
それに対して陽は、何にも感じてないみたいだ。普通に過ごしていて、普通に1位取って。いつもと変わらず過ごしている。
私は、何も陽に影響を与えていなかった。
少しは影響を与える存在でいたかった。


