素直になれない私は、いつまでも黙っていた。
「うん」とも、「本当は違う」とも言わない私を肯定と捉えたのか、こう言った。







「もういい。
勝手にしろ。」







私たちにも、やがてオワリが訪れた。

“飲み物を買う”用を済ませたから、陽は私に背を向け去って行った。


最初から、どうなろうと陽は関心が無かったのかな───?


あたしが「本当は陽が好き」だなんて言えていたら、まだ続いていたのだろうか。

でも、どちらにせよ、陽には気持ちが無いのだから同じ事か。