こんな風に、二人きりになるのは久しぶりだ。あの言い合いからどれくらい経つのだろう。
実質、そんなに経っていないのかもしれないけれど、私の中では随分昔のように思えてしまう。
それくらい、私たちの距離はとても遠い。
「ねえ、何であんなこと言ったの。」
“俺の女”って。
なのに、陽は私の言葉を無視して言った。
「何してんの。」
「え?何って..........。」
「何やってんだよ!!」
さっきまで冷静でいたのに、
突然の荒げた声に驚いた。
「あいつ、誰。」
「今野君.........??」
「だからそいつは何なんだって。」
もう、陽がよく分からない。
元々陽のことはどこか掴めなかったけれど、今は尚更。


