陽は出会った時からモテていた。 私と付き合っているときも、相変わらず。 アピールする女の子、 私がいるのにも関わらず告白をする女の子も絶えなかった。 それでも、陽はその女の子たちに一切応えなかった。 だから、それに安心していたのかもしれない。 今回も大丈夫だって。 バカな私は何にも分かっていなかった。 あの日の電車の中での会話を思い出した。 『ねぇ、何で陽は、私と付き合おうと思ったの??』 『知らね。』 自分が惨めに思えてきた。 もう、陽なんて忘れてしまいたいくらいに苦しい。